アラキ工務店のこだわりの材料:木材
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アラキ工務店のこだわりの材料 <木材>


京都北山や奈良吉野と呼ばれる地域で作られる杉や桧を使います。
日本の銘木は、厳しい自然と、職人の技術により、形作られます。選び抜かれた材料を使うことで、お茶室はよりいっそう見事なものになるでしょう。
ここでは、杉の床柱(磨き丸太)ができるまでを紹介します。

1.
まず、新芽がでた親杉から穂積し、2年間畑で大切に育てられます。 木材写真-1
2.
その後、植林。苗木は真直ぐに成長するよう、一本ずつ添え木をされます。
植林の後、4年から8年のあいだ、年に1〜2回の下草狩をし、6〜7年目に初めて枝打ちをします。
その後3〜4年に1回の割合で枝打ちをします。大変危険な作業です。
 
3.
天然絞りに似た床柱を作るために、人工的に箸状の当て木を打ち、絞り巻作業をします。
2〜3年たつと、木が成長して幹に当て木が食い込むようになります。
木材写真-2

4.

伐採の前年に枝締めをします。
成長を押さえ、表面に光沢をだすために使われます。
木材写真-3
5. ここまで約3〜40年間、用途によっては6〜80年間かかる場合もあります。  
6.
年輪の成長が止まる秋に伐採します。
伐採された原木は、約1ヶ月間木を立てかけておきます。
その後荒皮を剥ぎ、10日ほど放置して水分を放出させてひび割れを防ぎます。
木材写真-4
7.
水分を抜いた後、へらを使いこむきとよばれる渋皮を取る作業をします。
寒いほど木肌の色艶がよく仕上がります。
 
8.
乾燥に伴い表面が割れるのを防ぐために中心まで背割りし、さらに、背割れした部分を広げるために、矢(楔)入れ作業をします。  
9.
最後に、磨き洗いをします。
冬の寒いとき、渋皮や汚れをしっかりと取るために、洗い砂と呼ばれる細かい砂で丹念に磨かれます。
木材写真-5
10.
こうして、長い年月と人々の手が加えられて磨き丸太は出来上がります。  
11.
そこからは、大工さんの腕の見せ所です。 木材写真-6
磨き丸太の持つ美しい風合いは、私たちに安らぎの空間を与えてくれます。
協力:全国銘木青年連合会


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