アラキ工務店の古民家紹介
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アラキ工務店の古民家のご紹介

日本の民家は、祖先が長い間かかって築きあげてきた住文化の結晶であり、次代に引き継いでいく貴重な財産です。
しかし、「寒い、暗い、不便」といった現代の暮らしにあわない理由から、多くの民家が各地で解体され続けています。
アラキ工務店では、こうした民家を再生するだけでなく、移築したり、新築したりする取り組みを進めています。民家を残していくことで、自然と共生する暮らしのあり方を見直し、私たち自身の暮らしを変えていこうと考えているからです。
写真を通じて、民家のよさを感じていただければ幸いです。

アラキ工務店の古民家の事例

 
古民家の写真-1 01 入母屋造。
上部が切妻、下部が寄棟になっている屋根。
小屋裏に通風用の虫籠窓が付く。
古民家の写真-2 02 煙だし。
屋根の上に煙だしが見える。
囲炉裏でおこした炭の煙を排出するためのもの。
 
 
古民家の写真-3 03 菖蒲張。
板をずらせて、前後ろに重ねて縦にはった塀。
下地用の胴縁を朱色にし、アクセントをつけている。
古民家の写真-4 04 鎧張。
上下の板を3cmほど重ねて貼っていく方法。
雨が板面に溜まらないようにするためである。
 
 
古民家の写真-5 05 持ち送り。
柱と腕木の間にある部材。
直角三角形近似形状の物で腕木の荷重を支えている。
下端に雲状の模様が凝らしてある。
古民家の写真-6 06 軒桁。
民家では、大きな庇を支えるために、太い軒桁を垂木の下に
沿わせる事が多い。表面を釿(ちょうな)と呼ばれる道具で加工
して凸凹をつけている。
 
 
古民家の写真-7 07 囲炉裏。
囲炉裏で炭をおこし、暖を取るとともに、調理にも使う。
小屋裏の殺虫も兼ねている。
古民家の写真-8 08 玄関。
敷框と差鴨居の間に紙張障子が収まっている。
構造体である、横架材にあらかじめ溝を刻んでいる。建物を建てるときから仕上げを考慮して設計されている。
 
 
古民家の写真-9 09 式台。
左手に桧の大きな式台がみえる。
日本では、湿気を避けるため、床を高くするが、そのための段差を
解消するための部材。
古民家の写真-10 10 囲炉裏。
囲炉裏が生活の中心。真ん中にヤカンがぶら下がっている。
暖を取るとともに、お湯も沸かす。
 
 
古民家の写真-11 11 下地窓。
正面上部に煤竹を仕込んだ下地窓が見える。
明かりを取るために、あえて壁をくりぬいて作っている。
竹の奥には紙張障子がはまっている。
古民家の写真-12 12 リビング。
吹き抜けの木組みを生かし、壁は漆喰を塗り上げている。
広くて大きな空間。
 
 
古民家の写真-13 13 寝室。
屋根を受ける母屋木を見せて勾配天井にした寝室。
床は松板。壁は漆喰を塗っている。
古民家の写真-14 14 ダイニング。
吹き抜けから降り注ぐ太陽光を取り入れている。
正面奥はキッチン。右手には大きな紙張障子。
 
 
古民家の写真-15 15 リビング。
テラス窓を全開し、庭と一体の空間をかもしだしている。
天井に桐板を張り詰めることで、調湿効果が生まれた。
古民家の写真-16 16 木組。
民家の吹抜部分には、このような複雑な木組が見られることが多い。まるで美術作品のようだ。
 
 
古民家の写真-17 17 木組。
プランの作り方によっては、このように上から木組を眺めることも
できる。野地板には杉材を使用している。
古民家の写真-18 18 木組。
シンプルな造りの木組。天窓や間接照明が空間にさまざまな表情を
与えている。
 
 
古民家の写真-19 19 和室。
正面の紙張障子は「雪見障子」とも呼ばれる。
下半分の障子をすり上げて雪を見ることができるようにするためだ。
古民家の写真-20 20 縁側。
和室の向こう側に長い縁側がみえている。
日本では、こうした縁側に座って庭をみながらお茶を楽しむ。
 
 
古民家の写真-21 21 寝室。
床に敷き詰められているのは、縁無畳。
ゴザを縁に巻き込んで製作されている。
市松模様になっているのは、イグサの向きが違うため。
古民家の写真-22 22 リビング。
障子やサッシが壁の内外に収まるように設計した。
植栽や灯篭を眺めながらくつろぐことができる。
床には栗板を敷き詰めている。
 
 
古民家の写真-23 23 座敷。
正面奥に見えるのが琵琶床。昔、ここに琵琶を飾った。
床の下に小さな襖、床の奥に書院障子がみえる。
古民家の写真-24 24 襖と障子。
一番奥から、障子、襖、障子の順番に見えている。
襖には、梅の木が描かれている。
 
 
古民家の写真-25 25 箱階段。
階段自体が家具になっており、移動することもできる。
日用品などを収納し、生活に役立てている。
古民家の写真-26 26 手洗い。
信楽焼の器を手洗いとして利用。
壁には水に強い桧板を張っている。
 
 
古民家の写真-27 27 入母屋造。
熨斗瓦13枚積んだ大きな棟。
下屋の壁際に見えている白い筋はかのこ漆喰塗。
古民家の写真-28 28 玄関。
広い式台の上に、茶台が置かれている。
左奥に山水を描いた衝立が見える。
 
 
古民家の写真-29 29 竈(かまど)。
再生させた竈。煉瓦を積み、火入口から薪を入れて焚く。
古民家の写真-30 30 小屋裏。
母屋木と登り梁が組み合わさった小屋裏。
壁は荒壁土を練り直して中塗り仕上げ。
 
 
古民家の写真-31 31 階段。
階段のデザインは大工に一任。
床は、ベンガラにトノコを混ぜ、赤く仕上げる。
古民家の写真-32 32 京唐紙。
いわゆる木版画で、彫刻した板木の上に絵の具をのせ上から和紙を
伏せ、柄を移して染め上げた紙。正面の襖は、それを市松模様に張り上げている。
 
 
古民家の写真-33 33 廊下。
無地の杉板と、古色に染めた杉板を交互に張り上げた天井。
間接照明がまぶしい。床はタイル+墨入モルタル。
 
 
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