
|
|
|
|||||||||||
|
|
|
日本の木造建築には、大変多くの職人さんたちの技術が必要です。 木を加工し組み立てる大工さんだけでなく、壁を塗ったり土間を仕上げる左官屋さん、銅板などを加工し水仕舞を担当する鈑金屋さんなど、数十種類の職種があります。 そうした技術者は、すぐには集めることが出来ません。 家づくりはやり直しがきかない仕事のため、あらかじめ一定水準の技術を有したものを集めないと、取り返しがつかない事になります。 この職人集団の事を『作事方』と呼びます。 江戸時代(寛永9年)、老中の支配を受け作事奉行が2名配置され、その元に『作事方』が集められました。 どの職種も一人前になるまでには5年から10年かかる厳しい修行を積んでいます。 京都では、この伝統を今でも受け継いでいるのです。 |
|